本田７戦ぶり復帰！フル出場も...敗れＶ逸

2012.04.24更新

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本田７戦ぶり復帰！フル出場も...敗れＶ逸

サンケイスポーツ 4月22日(日)7時51分配信
　ロシアリーグ（２１日、モスクワほか）３月３日のゼニト戦で左太ももを打撲し離脱していたＣＳＫＡモスクワのＭＦ本田圭佑（２５）が、ディナモ・モスクワ戦（アウェー）に右ＭＦで先発。３月９日のディナモ・モスク戦以来、公式戦７試合ぶりの復帰を果たした。けがの影響を感じさせない動きで、チームの攻撃を指揮するなどフル出場。しかし、試合は０－１で敗れて首位ゼニトとの勝ち点差１４を詰められず、優勝の可能性が消滅した。

　懐かしささえ感じさせる金髪が、敵地アレナ・ヒムキのピッチに映える。ＭＦ本田が公式戦７試合ぶり、４３日ぶりの復帰を、いきなりの先発で果たした。

　「右膝のけがはよくなっている。新たなけがも不安はなく、９０分プレーできる状態だ」

　スルツキ監督の説明通り、負傷の影響を感じさせない動きを披露した。４－４－２の右ＭＦで登場すると、早々から枠内への無回転気味のシュート。後半８分には競り合いでボールを奪うと、スルーパスでチャンスを演出した。０－１で敗れ、悲願のリーグ優勝の可能性はついえた。しかし、途中からボランチとして攻撃の組み立て役も担うなどしてフル出場。全速力で走る姿に、復調への一歩がみえた。

　昨年９月に右膝半月板損傷の手術を受け、苦しい長期のリハビリ生活に入った本田。復帰間もない今年３月３日のゼニト戦で今度は左太ももを打撲。「膝が太ももに入っただけ」と軽傷を強調していたが、同９日の試合に前半のみ出場出場したのを最後に検査で渡独。筋肉の損傷や内出血が見つかり、再びピッチから遠ざかった。

　続く不運に日本代表のザッケローニ監督も「復帰を祈る」と心配していた。Ｗ杯アジア３次予選の最後２試合で連敗するなど決定力への課題が浮上する中、６月の最終予選３連戦を前にしての復帰は、ザック・ジャパンにとって最高の朗報といえる。

　「次のＷ杯は優勝しか考えていない」と熱い思いを抱く本田。昨年８月の韓国戦以来となる代表戦へ。今度こそ完全復活へ走り続けてみせる

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