<五輪競泳>愛弟子・北島選手の成長に感慨 平井コーチ
2012.08.04更新
<五輪競泳>愛弟子・北島選手の成長に感慨 平井コーチ
毎日新聞 8月2日(木)23時48分配信
【ロンドン井上英介、芳賀竜也】アテネ、北京と日本中を熱狂させ、ロンドンでは表彰台に届かなかった北島康介選手(29)。「育ての親」の平井伯昌(のりまさ)・競泳日本代表ヘッドコーチ(49)は、北京後に自分の元から去った北島選手について「僕にも子離れが必要だった。寂しかった」と振り返り、「泳ぎも人間的にも達人の域」と評価する。レース後、競り合った末に銅メダルを取った立石諒(りょう)選手(23)をたたえる愛弟子を、万感の思いで見つめた。
【五輪競泳の結果は】立石が銅 北島は4位 男子200平
北島選手は北京五輪後の09年春に渡米し競泳コーチのデービッド・サロー氏の元で、ロンドンへ向け本格準備に入った。平井さんは事前に相談を受け「遠慮するな。好きなようにやれ」と答えた。
「僕が背中を押した、という形にした。康介はそんな配慮ができるやつだ」と語る。
96年、中学2年生だった北島選手と出会い、五輪を目指して共に歩み、8年後のアテネで目標を達成する。レース後、平井さんは選手村で「おれは約束を果たした。もう好きなようにしていい」と自立を促した。北島選手はしばらく考え、後日、「北京も一緒にやらせてほしい」と頭を下げた。「大学を出て就職した息子が、すぐには自宅を出ず『もう少しいさせて』という感じですよ」
北京後、新たなコーチの指導を受け始めた北島選手。平井さんは「アテネ後のように再び戻ってくるのでは」と心のどこかで思った。「サローの元で調子を上げていく康介を見るとうれしい半面、寂しさもあった」
◇
厳しい練習に耐える北島選手の強さについて、別の水泳コーチには強烈な思い出がある。選手強化施設で昨年2月、教え子の一人が「肩が痛いので水泳やめる」と弱音を吐いた。そこを北島選手が足を引きずるようにして通りかかった。「話をしてほしい」と頼むと、「俺は足も痛いし、肩も痛いし、腰も痛い。それでも泳ぐよ」と語り掛けた。数日後の大会では、出場3種目全てで短水路日本新記録を出した。
平井さんは言う。「康介はどんなにコンディションが悪くても、表彰台でぶっ倒れるくらい力を出し切る。『天才』というひと言で簡単に片付けたらかわいそうだ。『努力する天才』だ」
◇
1日夜(日本時間2日未明)の200メートル平泳ぎのレース後、日本チーム全体をとりまとめる平井さんは、立石選手の泳ぎを絶賛。報道陣にレースのポイントを解説した後、寂しげにぽつりと言った。「まあ、康介は残念だったけど」
16年の時を経た2人のものがたりは今後、どうなるのか。北島選手はレース後、「若い世代が日本の競泳界を引っ張っていってほしい」と語った。
天神整骨院公式ホームページは ⇒⇒⇒ こちらをクリック
熊本市で整骨院をお探しなら天神整骨院まで
熊本市、合志市、菊池市、山鹿市、玉名市、宇土市、宇城市、
益城町、菊陽町、嘉島町、御船町、五東町、味噌天神、大江
腰痛、神経痛、坐骨神経痛、ヘルニア、ぎっくり腰、五十肩、肩こり、寝違え、
骨盤矯正、更年期障害、自律神経失調症等 治療なら天神整骨院まで
投稿者:
entryの検索
月別ブログ記事一覧
- 2024年02月 (1)
- 2024年01月 (1)
- 2023年12月 (1)
- 2023年11月 (2)
- 2023年10月 (1)
- 2023年09月 (1)
- 2023年08月 (1)
- 2023年07月 (1)
- 2023年06月 (2)
- 2023年05月 (1)
- 2023年04月 (1)
- 2023年02月 (1)
- 2023年01月 (1)
- 2022年12月 (2)
- 2022年11月 (1)
- 2022年10月 (1)
- 2022年09月 (1)
- 2022年08月 (1)
- 2022年07月 (1)
- 2022年06月 (1)
- 2022年05月 (1)
- 2022年04月 (1)
- 2022年02月 (1)
- 2022年01月 (1)
- 2021年12月 (1)
- 2021年11月 (1)
- 2021年10月 (1)
- 2021年09月 (1)
- 2021年08月 (1)
- 2021年07月 (1)
- 2021年06月 (1)
- 2021年05月 (4)
- 2021年04月 (2)
- 2021年03月 (5)
- 2021年02月 (4)
- 2021年01月 (4)
- 2020年12月 (4)
- 2020年11月 (4)
- 2020年10月 (4)
- 2020年09月 (4)
- 2020年08月 (3)
- 2020年07月 (4)
- 2020年06月 (5)
- 2020年05月 (4)
- 2020年04月 (4)
- 2020年03月 (3)
- 2020年02月 (4)
- 2020年01月 (3)
- 2019年12月 (3)
- 2019年11月 (2)
- 2019年10月 (4)
- 2019年09月 (3)
- 2019年08月 (2)
- 2019年07月 (4)
- 2019年06月 (3)
- 2019年05月 (3)
- 2019年04月 (3)
- 2019年03月 (3)
- 2019年02月 (3)
- 2019年01月 (4)
- 2018年12月 (5)
- 2018年11月 (5)
- 2018年10月 (3)
- 2018年09月 (3)
- 2018年08月 (3)
- 2018年07月 (4)
- 2018年06月 (1)
- 2018年04月 (3)
- 2018年03月 (4)
- 2018年02月 (4)
- 2018年01月 (6)
- 2017年12月 (6)
- 2017年11月 (7)
- 2017年10月 (7)
- 2017年09月 (8)
- 2017年08月 (9)
- 2017年07月 (10)
- 2017年06月 (20)
- 2017年05月 (16)
- 2017年04月 (17)
- 2017年03月 (14)
- 2017年02月 (5)
- 2017年01月 (4)
- 2016年09月 (3)
- 2016年08月 (7)
- 2016年07月 (10)
- 2016年06月 (2)
- 2016年05月 (5)
- 2016年04月 (5)
- 2016年03月 (14)
- 2016年02月 (16)
- 2016年01月 (16)
- 2015年12月 (12)
- 2015年07月 (1)
- 2015年06月 (3)
- 2015年05月 (3)
- 2015年04月 (2)
- 2015年03月 (6)
- 2015年02月 (7)
- 2015年01月 (9)
- 2014年12月 (8)
- 2014年11月 (9)
- 2014年10月 (6)
- 2014年09月 (8)
- 2014年08月 (7)
- 2014年07月 (13)
- 2014年06月 (8)
- 2014年05月 (4)
- 2014年04月 (9)
- 2014年03月 (8)
- 2014年02月 (10)
- 2014年01月 (10)
- 2013年12月 (9)
- 2013年11月 (10)
- 2013年10月 (16)
- 2013年09月 (11)
- 2013年08月 (16)
- 2013年07月 (21)
- 2013年06月 (15)
- 2013年05月 (17)
- 2013年04月 (17)
- 2013年03月 (19)
- 2013年02月 (15)
- 2013年01月 (21)
- 2012年12月 (23)
- 2012年11月 (24)
- 2012年10月 (26)
- 2012年09月 (13)
- 2012年08月 (8)
- 2012年07月 (8)
- 2012年06月 (7)
- 2012年05月 (10)
- 2012年04月 (20)
- 2012年03月 (26)
- 2012年02月 (22)
- 2012年01月 (1)
- 2011年10月 (1)