５試合連続勝ち星なし　楽天田中何か隠してないか

2012.08.25更新

５試合連続勝ち星なし　楽天田中何か隠してないか

日刊ゲンダイ 8月23日(木)10時0分配信

　昨季、沢村賞を獲得した強気なエースはどこにいったのか。
　１９日の西武戦に楽天の田中が先発。五回にプロ通算１０００三振を奪ったものの、直後の六回に５者連続安打を浴びＫＯ。１０安打、６失点で（６勝）４敗目を喫した。
「要所要所で甘かったかも。先頭打者を出しすぎた。そこは考えなきゃいけない」とうなだれた田中。今季初の首位に立った西武ナインは「去年とは全然違う」と口を揃える。
　初回、先頭打者安打の栗山は「ストライクを取りにくるボールでも、甘い球とそうでないのがハッキリしている。今日は甘めの変化球から入って打たれることが多かった」という。
　四回に先制適時打を放った浅村も、「去年は空振りしていた高めの直球が、今季はファウルなど当たるようになった。直球のキレは落ちているかも」と語った。
　昨季まで楽天コーチを務めていた安部打撃コーチは「直球は１５０キロを出しているが、キレがない。スライダーも見極められている」と話す。
　興味深い発言をしたのが、五回に二塁打を放った大崎だ。
「（フォームで）足が上がってないんですよ。だから、腕が全然振れてない。田中といえば気迫のこもった投球ですけど、それがなかった。前回（７月２９日の西武戦）はそうでもなかったんですが、いつも通りの投球で打たれたから今日はスタイルを変えたのか、もしくは腰か脇腹が痛いのをかばっているのかもしれない。本人がそれを（首脳陣に）隠して投げている可能性はありますね」
　田中は開幕直後に腰痛で二軍落ち、７月には右脇腹に違和感を訴え、登板を１度回避している。７月１３日以来、５試合連続で勝ち星がないのは、技術の問題だけではないかもしれない。

▽西武ドーム＝２万７４８２人（西武９勝６敗１分）
楽天０１０　０００　０１０―２
西武０００　１０５　００Ｘ―６
（勝）十亀３勝　（敗）田中６勝４敗
（本）牧田５号　枡田５号

（日刊ゲンダイ2012年8月20日掲載）

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投稿者: 天神整骨院

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