ぎっくり腰 の原因(3)
:股関節の変位(弛み)によるもの
骨盤の関節(仙腸関節)のすぐ下にある関節である為に
腰とよく誤診されます。
この股関節が弛んで(潤滑不全)いることにより
不意な・とっさの動作により、
股関節周辺の靭帯・筋肉を
傷めてしまいます。整形外科は座骨神経痛とか
ハムストリング拘縮と病名を付けられます。
股関節の弛み(潤滑不全)を誘発する
誘因(原因)に剪断力があります。
剪断力とは関節を最大に屈曲したり、
最大に外転する事により、てこの原理 で
関節の回りの靭帯が引き伸ばされる現象です。
股関節の最大に屈曲した状態とは、
たとえば和式トイレに座ったり、家事・掃除等で
かがみ込み(しゃがんだ)姿勢のことです。
又、股関節の最大に外転した状態とは、
あぐら座りとか女性がする横座り等の姿勢のことです。