こんにちはピースです(^-^)
今回の子供の治療は、幼少期に起こす肘の脱臼について書こうと思います。
子供が歩き始めてから5歳ぐらいまでで、特に2歳から4歳の幼児に多い幼児特有の傷害で
『肘内障(ちゅうないしょう)』と言います。
どういった脱臼かといいますと・・・
肘の関節を作る上腕骨・尺骨・橈骨のなかの尺骨にある輪状靭帯から、橈骨が外れかかっている亜脱臼を起こした状態をいいます。
肘内障を起こす主な原因は
・親が手を引っ張る
・腕を体の下に転がり自重で腕が引っ張られる
特に子供と手をつないで歩いている時、子供が転びそうになったのでとっさに手を引っ張った時などに起こりやすいです。
受傷直後、突然泣き出し腕を下げたまま痛がって使おうとしません。腫れたりなどはしないです。
治療は簡単な整復で治り、整復が完了したらすぐに腕を自由に使うようになります。
この時期の子供は、まだ靭帯や骨が未熟なためちょっとした牽引力で抜ける事があり、繰り返しの発症を防ぐ為にも急に手を引っ張ったりしないように注意して下さい。
子供が突然泣き出し痛がっているとビックリして動揺する方も多いと思いますが、治療すればすぐに治りますので慌てず冷静に対処しましょう!(^^)!